■ 「誰も戦ってなかった」「魂見せろ」「最後は戦う気持ち」
「もっと走れ」「もっと勝負しろ」「死ぬ気で戦え」
こんなこと子供でも言えるだろ。現役の監督らしくもっと冷静な分析聞かせろなよ。そんなこと選手は頭では充分に分かりきってるって。

俺が思うにそれを表現したくても、出させてもらえないのが世界なんだと思う。俺は素人だし、そんな凄い舞台に立ったことないからうまく説明出来ないけど、テレビで見てる俺たちには到底分からない想像を絶する目に見えない力が圧し掛かってくるんだと思う。それはＷ杯のピッチに立った選手じゃないと分からないだろうね。

Ｗ杯という本当の真剣勝負の場では「自分たちのサッカー」なんて容易に出せるわけがない。相手も死ぬほど真剣なのだから。「死ぬ気で戦ってない」なんて簡単に言うなよ。俺に言わせれば「死ぬ気で戦う気持ち」はどの国の選手もみんな持ってる。でも試合が始まってみれば、相手との力関係だったり相性の問題などで、その力がみるみる奪われていくんだと思う。死ぬ気で戦ってないわけじゃない。相手の力やＷ杯の重さから来るプレッシャーで「一生懸命」を表現する力を知らず知らずの内にに吸い取られてしまうんだと思う。

プロの監督なら、どうすれば「死ぬ気で戦う姿勢」とやらを最大限に表現出来るのかを具体的に説いてくれよ。ラモスのような抽象論しか出てこないところが日本サッカーの限界を何よりも示してると思う。

だいたいラモスよ、あんたは世界を知らないだろう？あんたは所詮Ｊリーグとアジア止まりだったんだよ。アジアでは「死ぬ気
で戦う」を表現出来るが、世界ではそんな簡単に事は運ばないっていう想像力すらないのか？仮にあんたたちが９４年のＷ杯に出ていたとしても、３戦全敗で日本もラモス個人もなんにも出来なかっただろう。