■ 紡木たくの原作が神なので、実写版映画に対して「原作を汚された」といった類いのイチャモンつける奴が多いようですが、オレは結構良かったと思います。
内容は原作にかなり忠実。むしろ忠実過ぎて、映画では伝わりにくい場面とかあった。
能年ちゃんはホントにカワイイですね。ハタチ過ぎてるのに、中学生の役に全く違和感がない。かげのある役を熱演し、あまちゃんの時より好感度高し。
そして、このストーリーの「影の主役」が繰り返し画面に登場してバッチリ活躍していたところが、一番の見所でした。原作者がマニアックかつ執拗に描いていたのは、湘南海岸の風景。今や連載当時とは様変わりしているとは言え、空撮で映る湘南海岸の風景なくしてこの作品は成り立たなかったと言えるでしょう。