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[ 2015年03月29日 - 10:20 ]

【自分は心が広くないから悔しい】

■ 日本人初連覇は同門のライバルに阻まれた。男子でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ゆづる、20=ANA)は、フリーで2度の4回転ジャンプで失敗し、合計271・08点で銀メダル。同じブライアン・オーサー・コーチ(53)に師事しているハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)が273・90点でSP2位から逆転して初優勝した。

 爽やかな表情と、心の中は対照的だった。4回転サルコーが2回転になり、4回転トーループで転倒した羽生は、フェルナンデスに逆転されたことを知ると、笑みを浮かべながら拍手。チームメートの戴冠を祝う気持ちは確かにあった。だが、それ以上の激情を抑えきれない自分がいた。

 「本当に悔しい。気持ちをうまく伝えきれないので“悔しい”というひと言に全てを託したい。彼(フェルナンデス)をチームメートとして誇りに思う。でも、自分は心が広くないから悔しい」

 昨年12月30日、「尿膜管遺残症」と診断され、手術を受けた。人生で初めて体にメスが入ることに恐怖心を抱いた。約2週間の入院と、縫合した傷口が完全に癒えるまで約4週間の自宅療養。関係者は「1カ月半も練習できなかったのは初めてじゃないか」と明かす。2月、久々に立ったリンク。恐る恐る、腹部を気にしながら滑った。

 試練は続く。12年に剥離骨折した右足首は現役中の完治は難しい。手術からの練習再開後、同箇所を捻挫。また2週間、練習から遠ざかった。テーピングは欠かせず、後半に2つのトリプルアクセルを決めたのがせめてもの意地だった。

 3月、今大会に向けて本格的に始動。東日本大震災から4年が経過した同11日は地元・仙台にいた。手術と療養のため拠点のカナダ・トロントに戻らなかったから。「3・11」を日本で迎えるのは3年ぶり。13年は遠征先のカナダ・ロンドンで、14年はトロントで、日本時間に合わせ黙とう。今年は仙台で静かに祈った。今大会出場を悩んだが、諦めず復興へ歩む被災地を思えば、簡単には諦められなかった。

 昨年末、羽生は言った。「壁の先には壁しかない」。今大会と同会場の中国杯の激突が最初の壁だった。あれから140日。「このリンクで滑り切れて良かった」。壁だらけでも試合に出続けた理由は「現役スケーターだから」と明白。「山あり谷ありだったが、いろんなことがあったシーズンは僕の人生の中で生きてくる」。苦しみ、もがいて、泣いた日々がプリンスをまた強くする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150329-00000038-spnannex-spo




スレッド作成者: おお (mcxRul0IJyw)

このトピックへのコメント:
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(03/29 - 14:21) これは成長する予感
(03/29 - 11:57) 羽生、喋りすぎだろ
(03/29 - 11:14) むしろアスリートとして当然の反応だと思う。悔しさを感じなれなくなったらそれこそ引退した方がいい