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[ 2015年07月06日 - 00:45 ]

【ФНЛ(ロシア全国リーグ)7/11開幕】

■ ロシア全国リーグ(旧称ロシア一部リーグ)、昨シーズンは西はポーランドとリトアニアの狭間の飛び地カリーニングラード(バルチカ)から東はいつものハバロフスク(エスカー=エネルギヤ)とウラジオストク(ルチ=エネルギヤ)に加えサハリン島のクラブ(サハリン)まであって、カリーニングラードとサハリンのユジノサハリンスクとの時差は8時間、全18チームというものでした。

5月31日に34節で終え、クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラとアンジ・マハチカラがそれぞれ1位・2位となり、プレミアリーグへの復帰を決めました。
クルィリヤは、振り返ってみれば春に再開して以来確実に勝ち点を重ねて、33節で昇格を決め、最終節で優勝を勝ち取るという、堅実な道のりだったような印象を受けるかもしれませんが、あまり点を取らないチームで、はらはらどきどきさせて守り抜き、1-0とか1点差で勝つというパターンが多かったので、応援している身としてはいつも心はきりきりずきずきと苦しかったです。
安心して見ていられたのは昇格を決めた後の最終節の試合だけです。
実際リーグの最小失点、アウェイでの最多勝ち点のクラブとなっています。
対照的にアンジはリーグ最多得点、ホームでの最多勝ち点で、得点王を擁していました。

3月22日、24節に当時首位だったアンジとの対戦(クルィリヤは4位だった)を1-0で勝ち、その後の試合は皆下位クラブとのものでしたから、カードとしては恵まれていて”やらかさなければ大丈夫のはず”だったのですが、毎試合ほぼ1点しか取らない人たちですからちっとも心穏やかにはなりません。下位クラブ相手と言っても、西へ東へと大移動が待っているのも心配でした。
しかしクルィリヤの面々は驕ることなく淡々と勝っていってくれました。33節もいつもものスコアで勝ち、アンジ・トミ・トスノが揃って引き分けたことで無事に自動昇格、プレミア復帰が決定しました。優勝するかどうかはもうどうでもよかったです。

3位のFKトスノと4位のトミ・トムスクは入替戦に敗れ、プレミア昇格はなりませんでした。
2013-2014シーズンにクルィリヤ=ソヴェートフとともに入替戦で敗れてプレミアから降格してきたヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロドは13位とふるいませんでした。
そして、東の端サハリン・ユジノサハリンスクは15位で、二部リーグ降格となってしまいました。
ですので、11日から始まる2015-2016シーズンのФНЛで最も東に位置するクラブは2年前までと同様ウラジオストクということになります。西の端は相変わらずバルチカ・カリーニングラード。

順位(前節順位)クラブ名 試合数・勝・分・負・得点・失点・得失点差・勝点
1クルィリヤ=ソヴェートフ・サマラ 34 22 7 5 53 19 34 73
2アンジ・マハチカラ 34 22 5 7 60 22 38 71 

3FKトスノ 34 20 5 9 50 36 14 65
4トミ・トムスク 34 18 10 6 57 34 23 64

5ガゾヴィク・オレンブルグ 34 15 13 6 52 31 21 58
6シンニク・ヤロスラーヴリ 34 12 17 5 44 33 11 53
7ヴォルガリ・アストラハン 34 13 13 8 48 39 9 52
8FKチュメニ 34 11 9 14 41 38 3 42
9エニセイ・クラスノヤルスク 34 11 9 14 39 42 -3 42
10ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク 34 11 9 14 40 46 -6 42
11シビリ・ノヴォシビルスク 34 11 9 14 35 46 -11 42
12ソコル・サラトフ 34 10 11 13 38 41 -3 41
13ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド 34 12 4 18 44 57 -13 40
14バルチカ・カリーニングラード 34 8 13 13 25 37 -12 37
15エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク 34 8 13 13 32 46 -14 37

16サハリン・ユジノサハリンスク 34 9 8 17 28 50 -22 35
17ヒミク・ジェルジンスク 34 7 6 21 35 59 -24 27 
18ディナモ・サンクト=ペテルブルグ 34 2 7 25 18 63 -45 13

※16位以下が二部リーグに降格。

プレミアリーグからは15位のトルペド・モスクワと16位のアルセナール・トゥーラがФНЛに降格…のはずだったのですが、トルペドは資金面の問題でФНЛでのプレイができないということになり、更に下の二部リーグに落とされることになりました。
下記の通り、二部リーグ各地区優勝のクラブが昇格してくるのですが、トルペドの代わりに西地区2位のゼニット-2が昇格することになりました。

@中央地区(30節16クラブ)優勝:ファケル・ヴォロネジ
A西地区(30節16クラブ)優勝:スパルターク-2・モスクワ
同2位:2 ゼニット−2・サンクト=ペテルブルグ
B東地区(24節9クラブ)優勝:バイカル・イルクーツク
Cウラル・パヴォルジエ(ヴォルガ中下流域)地区(25節11クラブ)優勝:カマーズ・ナベレジヌィエ=チェルヌィ
D南地区(18クラブグループA22節、グループB10節)優勝:トルペド・アルマヴィル…なのですが、こちらのトルペドもまだФНЛにおける財政上の問題をクリアしておらず、6日に結論が出るとのこと。

というわけで、11日に始まるのにまだ何クラブが確定していないという事態なのですね。
ФНЛは19ないし20のクラブで2015-2016シーズンを送ります。

7/11、第一節のカードは
11:00 ルチ=エネルギヤ・ウラジオストク対エスカー=エネルギヤ・ハバロフスク
14:00 FKトスノ対ファケル・ヴォロネジ
14:00 トミ・トムスク対スパルターク-2・モスクワ
15:00 エニセイ・クラスノヤルスク対ヴォルガ・ニージニー=ノヴゴロド
16:00 アルセナール・トゥーラ対バイカル・イルクーツク
16:00 FKチュメニ対ソコル・サラトフ
17:00 ガゾヴィク・オレンブルグ対カマーズ・ ナベレジヌィエ=チェルヌィ
18:30 シンニク・ヤロスラーヴリ対バルチカ・カリーニングラード
19:00 ヴォルガリ・アストラハン対シビリ・ノヴォシビルスク

もしトルペド・アルマヴィルがФНЛでプレイできることになったら、ゼニット−2・サンクト=ペテルブルグの対戦となります。



スレッド作成者: チェレヴィチキ (yNCrcGgTjtg / A.2IfPQdlDk)

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