■ 日本1-9韓国　

得点者：26分キムシンウク、30分ジョンドンホ、32分チャンヒョンス、47分キムミヌ、58分チャンヒョンス、65分イチョンヒョプ、79分イジェソン、88分宇佐美貴史、90＋1分イジェソン、90＋2分イジェソン


東アジアカップ2015
日本代表対韓国代表が５日に行われ、日本が１−９で歴史的敗戦を喫した。

最初のシュートは韓国。６分、左サイドでつなぎ前に運ぶと、キムミヌが左足で柔らかいクロスを送り、チャンヒョンスがボレーで狙った。

一方の日本もスムーズに試合に入り、高い位置でボールをつないで良い形を生み出す。９分には藤田が出したクサビのパスを興梠がワンタッチで落とし、永井が左足で強烈なシュート。GKに弾かれはしたが、早い時間からビッグチャンスをつくった。

しかし２４分、韓国はイヨンジェからの横パスを中央で受けたキムシンウクを槙野が倒してしまい、ＰＫの判定。しかしながら西川がファインセーブを見せ日本は窮地を免れる。

しかしその２分後、キムミヌのスルーパスに抜け出したキムシンウクがGK西川をかわしシュート。ゴール右隅に決まり、日本は先制を許してしまう。

しかし、これは悪夢の始まりにすぎなかった。

３０分、ジョンドンホが右CKから槙野に競り勝ち豪快なヘディングを決め２失点目、３２分には右CKのキックをファーサイドで受けたチャンヒョンスのワントラップシュートが槙野に当たってゴールイン。日本は３点を早々に失い、前半を終了する。

後半も失点は止まらなかった。
４７分、キムミヌが遠藤をかわし中央に放り込んだボールがそのままゴールインし、４失点目。５８分には、ミドルシュートのこぼれ球をチャンヒョンスが詰めて５失点目。
日本は５失点した後も積極的に相手ペナルティーエリア内でボールを持つ回数を増やしたが、ボールロストから韓国のカウンターを受けてゴールを脅かされる場面が続き、試合を落ち着けることはできない。６５分には藤田のパスをカットされ、最後はドリブルで持ち込んだイチョンヒョプに左足で決められて６失点目、７９分には交代で入ったイジェソンが地を這うようなシュートを決め７失点目を喫する。

８８分、宇佐美がDF３人をかわしてゴールを決めるものの、アディショナルタイムにはイジェソンが２点を決め、 試合終了。
１−９という、衝撃的な幕引きとなった。

ハリル監督は試合終了後、足早に無言でバスに乗り込む。大仁会長は「今は何も言えない」とだけ話し真っ青のまま姿を消した。