■ 背番号7の伝統といえば、マンチェスター・ユナイテッドやRマドリーが有名である。
しかし、80年代に黄金期を迎えることになるリヴァプールもまた、
ケビン・キーガン以来、背番号7に特別な意味を持ったチームであった。
■76-77 ケビン・キーガンの時代
トシャック キーガン
ハイウェイ ケース
R・ケネディ キャラハン
ジョーンズ ニール
ヒューズ トンプソン
クレメンス
ボブ・ペイズリー監督のもと、チャンピオンズカップを初制覇。
リーグ優勝と併せて、2冠を達成した。
この年を最後にキーガンは退団してハンブルガーSVに移籍する。
イアン・キャラハン、エムリン・ヒューズ、レイ・クレメンスなど、
他のレジェンドたちも揃い、黄金時代の幕開けを迎える。
■83-84 ケニー・ダルグリッシュの時代
ラッシュ ダルグリッシュ
ジョンストン リー
ウィーラン スーネス
A・ケネディ ニール
ハンセン ローレンソン
グロベラー
キーガンの後釜として、スコットランドのセルティックから
ケニー・ダルグリッシュを獲得(代表ではなぜか背番号8)。
彼の在籍時代にリヴァプールはヨーロッパ中を席巻する。
77-78年はCCを連覇、グレアム・スーネスやアラン・ハンセンを加え
80-81年に3度目のヨーロッパ王者に輝くと、イアン・ラッシュが
レギュラーに定着した83-84年は、CC、リーグ、リーグカップの
3冠を達成した。
しかし、翌85年のCC決勝では『ヘイゼルの悲劇』が起こり、
リバプールやイングランドサッカーの勢いに影をさすことになる。
■89-90 ピーター・ベアズリーの時代
ラッシュ ベアズリー
バーンズ ホートン
ウィーラン マクマホン
バロウズ ヴェニソン
ハンセン ヒーセン
グロベラー
ヘイゼルの悲劇を受け、監督のジョー・フェイガンが辞任。
ダルグリッシュが、85-86年から選手兼任監督に就任した。
ラッシュのユヴェントス移籍も、ベアズリー、オルドリッジの
加入でカバーし、監督在任中に3度のリーグ優勝を果たした。
(ラッシュは、1シーズンでユヴェントスから戻ってきた)
この89-90年以来、リヴァプールはいままで優勝していない。
ちなみに、固定背番号ではない時代、
絶対的な決まりではないが、2トップが7番と9番。
右MFが8番で左MFが10番、CMFが5番と11番。
右SBが2番で左SBが3番、CBが4番と6番という傾向があった。
■98-99 スティーブ・マクマナマンの時代
ファウラー オーウェン
ベルガー マクマナマン
インス レドナップ
ビョルンビー キャラガー
マッテオ バッブ
ジェームズ
リヴァプールでの、マクマナマン最後のシーズン。
この年、ジェラードがプレミアデビューを飾っている。
なお、固定番号制になってからの7番は以下の通り
○ナイジェル・クラフ(FW/MF 93-96)
※EURO92イングランド代表。前所属のノッティンガムでは、
400試合以上に出場、クラブ歴代2位である131得点のレジェンド。
テレグラフ紙が2015年に選出した「歴代過小評価選手」の第5位。
ファウラーとのポジション争いに敗れ定位置獲得はならなかった。
○スティーブ・マクマナマン(MF 96-99)
○ウラディミール・スミチェル(FW/MF 99-03)
※キューウェル加入により11番に。
○ハリー・キューウェル(FW/MF 03-08)
○ロビー・キーン(FW 08-09)
○ルイス・スアレス(FW 10-14)
○ジェームズ・ミルナー(MF 15- )
マクマナマンが退団し、オーウェンやジェラードが名実ともにチームの顔になったことで、
クラブの7番へのこだわりが薄くなったように思う。
[ 2016年09月20日 - 18:28 ]
主 (09/21 - 08:14) キャラハンは最初ウイングで、途中からセントラルMF。ナイジェル・クラフはブライアンの息子です (daXsujDv7V2)
(09/21 - 07:32) 元ノッティンガムのクラフはブライアン・クラフの息子かな? (Bgp38pyRuFE)
(09/21 - 07:31) キャラハンってその位置なの?ウイングだと思ってた (Bgp38pyRuFE)
Revigo (09/20 - 20:33) 98-99のリヴァプールは私にとっても忘れられない。 (RTsLtZ5ZbEo / gRmFAfPwJL.)