■ ・良かったところ
勝ったこと。

本田、香川などの実力者がベンチに置かれたこと、そして「代役」のパフォーマンスが素晴らしかったこと。まあ、ほんとは主役交代なんですけどね。たしかに理由はコンディション不良などですが、実力と実績については申し分のない選手がベンチで待っているというのは非常に心強いのでは。事実、本田、香川は2点目にしっかり絡んでいますし、本田の時間の作り方は流石という感じでした(香川はぶっちゃけハマってなかったけど)。原口、清武、大迫はスタメンを奪うのも納得のパフォーマンスで、「層が厚くなった」気がしました笑
特に大迫は単純に頑張るだけじゃなくてうまくファールをもらうプレーもあって、これは岡崎にはなかなかないところかなと。常に早い展開の中でいい休憩になってました。

序盤の展開が早すぎて、こんなもんは最後まで持つわけがないと思ったんですが、意外に最後まであのインテンシティを維持したこと。まぁ日本の気候だからこそできた部分はあると思いますが、単純に脱帽でしたし、見ごたえがありました。原口の頑張りと、どのシーンだったか忘れましたが山口蛍のプレスバックは見事でした。

・悪かったところ
久保裕也の右サイド起用。彼はゴール前、ボックス内でこそ生きるプレーヤーではないでしょうか。酒井のクロスに合わせたシーンなど、うまくフリーになっています。本人のプレー選択にも問題があると思いますが、サイドでクロスを上げるよりも中に仕掛けてシュートを打って欲しかった。

ペースコントロールをできる選手がいないこと。良かったところでも書きましたが、常に展開が早かった印象です。縦に速いことを目指すのはいいんですが、前半にへろへろの原口に長谷部がパスを出したシーンなど、スピードを上げすぎてエンストしてるような感じもしました。スピードの変化がない。90分もったのは見事の一言なんですが、テンポをいじれる選手がいないと、バテたところで立て続けに失点というリスクを常に、それも無駄に大きく背負うことになるのでは。