■ ガンバ大阪が獲得を狙っている城南FCの韓国代表FWファン・ウィジョだが、移籍濃厚から一転して残留が濃厚になっている。

2部リーグに降格した城南FCのパク・ギョンフン監督は地元メディアのインタビューに対し、

「チームが2部に降格して苦しい時に、エースが(Kリーグよりレベルの低い)Jリーグに移籍しようとするなんて責任感のない行動だ。2部でプレーしたくない気持ちは分かるが、今は移籍のタイミングじゃない」とガンバ大阪への移籍を決断しようとしていたファン・ウィジョの行為を責任感のない行動と強く非難した。

一方で、今夏には条件付きで移籍を容認する方向で、「2部リーグの前半戦で上手くやったら、より好条件で移籍できる」と語った。しかし、今夏の移籍も日本への移籍ではなく、ヨーロッパや中国、中東への移籍を指し、あくまでKリーグよりレベルの低いと考えるJリーグへの移籍は容認しないだろう。

また、同紙によると、パク・ギョンフン監督の非難を受けたファン・ウィジョは移籍決断間近から一転して、残留に気持ちが傾いており、パク・ギョンフン監督も「ファン・ウィジョはチームに残留することになるだろう」と語った。

ファン・ウィジョはKリーグNo1との呼び名の高いストライカー。今シーズン37試合9得点と、2部降格したチームの中で孤軍奮闘していた。また、昨シーズンは34試合15得点とKリーグ得点ランキング２位となっていた。また、ワールドカップアジア最終予選の韓国代表のメンバーに招集されるなど、今後のさらなる活躍が期待される韓国代表。国際Ａマッチは８試合１得点。