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ミミズを知る
ミミズは、生物学上「環形動物門貧毛網」に属しています。一般的な昆虫は「節足動物門」に属しているので、ミミズと昆虫はまったく別種の生物になっています。
ミミズの名前の語源は「目見ず」と言われていて、外観上から目に当たる器官が視認できないことから来ています。しかし、実際は小さな目が幾つも存在しているのです。
ミミズの生態
ミミズは一生のほとんどを地中で過ごします。ミミズの柔らかい体は体液に圧力をかけることによって硬化し、掘削用ドリルのような働きを示します。
ミミズは土の中に含まれている微生物などを餌にしていて、土ごと餌を取り込んで土ごと排泄します。これらの働きによって、ミミズは地中を耕しよい土を作る益虫と言われているのです。
ミミズを使って堆肥を作る
環境問題とあいまって、注目されるようになったのがコンポストです。生ゴミを微生物の働きで分解させて堆肥を作るコンポストは、園芸だけでなくゴミの減少にも効果を発揮します。
コンポストは確かに便利なのですが、生ゴミの分解に時間が掛かるのが弱点と言えます。その弱点を補い、より質の高い堆肥を作り出すのがミミズコンポストです。
ミミズコンポストは、ミミズの食性を利用して植物性の生ゴミを堆肥に変換させる仕組みになっています。しかし、コンポストとして機能させるためにはまとまった量のミミズが必要なこと、ミミズの越冬などに気を配ること、他の虫が入り込んだら除去することなどの難点があります。
[ 2017年04月27日 - 06:19 ]
(04/27 - 06:28) ワロタ