■ レアル・マドリードが契約解除金2,400万ユーロ（約29億6,000万円）の支払いを保証し、正式オファーを出した最初のチームだったにも関らず、このフットボリスタは現時点でチーム・ブラウグラナを優先している。

その理由は純粋にスポーツ面にある。
テオはバルサで、より多くの出場機会を得られると考えており、それは彼の目標、フランス代表としてロシアW杯に出場するチャンスを得るために決定的なファクターとなるかもしれないためだ。

レアル・マドリードはマルセロに休養を与えられる左サイドバックを探して随分と時間が経つ。
クラブ・ブランコはバレンシアのガヤとエスパニョールのアーロンのオプションも探っていたが、比較的に契約解除金が低く設定されているテオに傾倒していた。

交渉はバルサが乱入するまで非常に進んでいた。
マドリーはテオを左サイドバックとして獲得する事を彼にほのめかしていた。
そしてテオは来シーズン、マルセロが文句なしのレギュラーとなる事をハッキリ認識していた。

バルサは今シーズンの優先事項の1つではなかったにも関らず、彼の獲得レースに参戦した。
そしてセクレタリオ・テクニコ、ロベルト・フェルナンデスはクラブが彼を左のセンターバック、サイドバック、さらにはインサイドハーフとしてプレーさせるために望んでいる事を説明した。

ポリバレントな選手である事を考慮し、彼に多くの出場時間を保証した。
さらにロベルトは昨シーズン、既に彼の獲得に動いていた事、個人的に数年間、動向を追っていた事を思い出させた。

選手本人はシーズン終了後に判断を下すと話しているが、今日において彼はマドリーよりもバルサへの加入に大きく近づいている。