■ クラウディオ・ブラーボの負傷によりGKの控えの層が薄くなることが懸念される状況となったマンチェスター・シティ。地元紙は“緊急補強”の候補選手の一人として、日本代表GK川島永嗣の名前も挙げている。

　シティは今月20日にチリ代表GKブラーボの負傷を発表。アキレス腱断裂により長期の離脱を強いられる見通しとなった。今季中の復帰が難しい可能性もあると伝えられている。

　レギュラーのブラジル代表GKエデルソンは健在だが、ジョー・ハートらを放出したこともあって控えの層は薄い。当面は経験の浅い20歳のダニエル・グリムショーがエデルソンのバックアップとなる。

　プレミアリーグの移籍市場は今月9日ですでに終了したため他クラブに所属するGKを獲得することは不可能。新たにチームに加えることができるとすれば、現在フリーの選手のみとなる。

　地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』はシティの新戦力候補として4人のGKの名前を挙げている。メキシコのアトラスを退団した32歳の元アルゼンチン代表GKオスカル・ウスタリ、クリスタル・パレスを退団した35歳の元ブラジル代表GKジエゴ・カバリエリ、サウサンプトンを退団した37歳のイングランド人GKスチュアート・テイラー、そしてフランスのメスを退団した川島だ。

「35歳の川島は非常に経験豊富な選択肢で、ブラーボの不在をカバーするのに適しているかもしれない。グアルディオラのスタイルに合うようなボール扱いに優れたタイプではないが、必要なレベルのカバーを提供できる」と英紙は川島を評価。スコットランドのダンディー・ユナイテッドでプレーした経験もあるため適応面も問題ないと予想されている。