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歴代のバロンドール受賞者のなかで、GKはたった1人（ヤシン）、DFは3人（ベッケンバウアー、ザマー、カンナヴァーロ）だけ。
そこで、各年のバロンドール投票のなかで一番得票を集めたGKまたはDFだけを集めて、まとめてみました。

ソースは、
https://en.wikipedia.org/wiki/Ballon_d%27Or
http://www.rsssf.com/miscellaneous/europa-poy.html
など。

（）内は国籍で、[]は全ポジションを合わせた場合の実際の順位。


1956：レフ・ヤシン（ソ連）[5]
1957：ビリー・ライト（イングランド）[2]
1958：ビリー・ライト（イングランド）[6]
1959：レフ・ヤシン（ソ連）[11]
1960：レフ・ヤシン（ソ連）[5]

1961：レフ・ヤシン（ソ連）[4]
1962：カール＝ハインツ・シュネリンガー（西ドイツ）[3]
1963：レフ・ヤシン（ソ連）[1]
1964：レフ・ヤシン（ソ連）[8]
1965：ジャチント・ファケッティ（イタリア）[2]

1966：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[3]
1967：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[4]
1968：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[4]
1969：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[7]
1970：ボビー・ムーア（イングランド）[2]

1971：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[5]
1972：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[1]
1973：ディノ・ゾフ（イタリア）[2]
1974：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[2]
1975：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[2]

1976：フランツ・ベッケンバウアー（西ドイツ）[1]
1977：エムリン・ヒューズ（イングランド）[10]
　　　ベルティ・フォクツ（西ドイツ）[10]
1978：ロニー・ヘルストレーム（スウェーデン）[6]
　　　ルート・クロル（オランダ）[6]
1979：ルート・クロル（オランダ）[3]
1980：マンフレート・カルツ（西ドイツ）[10]

1981：ディノ・ゾフ（イタリア）[6]
1982：リナト・ダサエフ（ソ連）[6]
1983：ジャン＝マリー・パフ（ベルギー）[6]
　　　リナト・ダサエフ（ベルギー）[6]
1984：ハラルト・シューマッハー（西ドイツ）[7]
1985：ハンス＝ペーター・ブリーゲル（西ドイツ）[8]

1986：マニュエル・アモロス（フランス）[4]
1987：グレン・ヒーセン（スウェーデン）[10]
1988：ロナルト・クーマン（オランダ）[5]
1989：フランコ・バレージ（イタリア）[2]
1990：アンドレアス・ブレーメ（西ドイツ）[3]

1991：ミオドラグ・ベロデディチ（ルーマニア）[8]
1992：ペーター・シュマイケル（デンマーク）[5]
1993：フランコ・バレージ（イタリア）[6]
1994：パオロ・マルディーニ（イタリア）[3]
1995：パオロ・マルディーニ（イタリア）[7]

1996：マティアス・ザマー（ドイツ）[1]
1997：ロベルト・カルロス（ブラジル）[5]
1998：リリアン・テュラム（フランス）[7]
1999：ヤープ・スタム（オランダ）[12]
2000：アレッサンドロ・ネスタ（イタリア）[5]

2001：オリヴァー・カーン（ドイツ）[3]
2002：ロベルト・カルロス（ブラジル）[2]
2003：パオロ・マルディーニ（イタリア）[3]
2004：リカルド・カルヴァーリョ（ポルトガル）[9]
2005：パオロ・マルディーニ（イタリア）[6]

2006：ファビオ・カンナヴァーロ（イタリア）[1]
2007：ダニエウ・アウヴェス（ブラジル）[15]
2008：イケル・カシージャス（スペイン）[4]
2009：イケル・カシージャス（スペイン）[16]
　　　ネマニャ・ヴィディッチ（セルビア）[16]
2010：イケル・カシージャス（スペイン）[7]

2011：イケル・カシージャス（スペイン）[9]
2012：イケル・カシージャス（スペイン）[6]
2013：フィリップ・ラーム（ドイツ）[14]
2014：マヌエル・ノイアー（ドイツ）[3]
2015：マヌエル・ノイアー（ドイツ）[7]

2016：ジャンルイジ・ブッフォン（イタリア）[9]
　　　ペペ（ポルトガル）[9]
2017：ジャンルイジ・ブッフォン（イタリア）[4]


こうして見ると、50〜60年代はヤシン、60〜70年代はベッケンバウアーのひとり勝ち（もっとも、初期のベッケンは主に中盤の選手だが）。
その後、ポジション別だと、80年代はGK、90〜00年代はDF、10年代以降はまたGKの“受賞”が目立つ。
今年はヴァランか、クルトワあたりか。