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[ 2021年07月05日 - 16:27 ]

【フランス代表の試合中の騒動から学ぶこと】


https://www.youtube.com/watch?v=RVU9-cKqCoA


ほとんどスイス戦で露見したこと

@ラビオの代理人(母親)とポグバの親族、エムバペの代理人(父親)
(フットボールを見ている人間なら誰でも知っているから省略)

Aコマンとデシャン
途中出場のコマンは試合中に負傷をしており、デシャンはコマンを交代させるかどうか本人の意向も踏まえて判断した。コマンは試合でのインアウトは自分の尊厳に関わると思い、途中交代を拒否したものの明らかに負傷の程度が大きく、交代させようとしたデシャンと揉めた(延長HT)。
結局、デシャンは試合影響を勘案しコマンを下げた。

Bラビオとポグバ
左WBや左SBという不慣れなポジションで、いつも以上に疲弊していたラビオは、左のインサイドハーフに位置していたポグバの緩慢な守備意識に苛立っており、チームの3失点目後にポグバに詰め寄っていた。
聞くところによると、ラビオはハンガリー戦でスクランブル投入された際、今回は仕方ないとしても、次戦以降はサイドバックを本職にしている選手(デュボワかパヴァール)の起用を進言していたようで、恐らく左利きの選手をタッチラインに張らせたいデシャンの意向に沿える自信がなかったようだ。

Cパヴァール&ヴァランとポグバ
Bでのラビオのフラストレーションに同情していたのは、右SBのパヴァールだった。ポグバは攻撃面では明らかに違いを生み出していてテンポを作っていたため、パヴァールはポグバに直接モノを申すことができなかった。そこでポグバと同年齢でリーダー格のヴァランを介して、守備面での貢献を要求することを依頼した。ヴァランがパヴァールの不満を伝えたところ、ポグバは激高し、パヴァールに詰め寄っていた。
その様子を察知したヴァランもポグバに守備の頑張りを厳しく要求していた。

Dデシャンとポグバ
また、3-1とリードを広げた際、比較的スタミナに余裕があったことから、出場選手の間では4点目を決めきる自信・感触があったようで、デシャンに戦術変更しないことを進言していたが、デシャンは次戦以降の影響を考慮して、守備的なシフトを指示した。
これに異を唱えた選手がおり、それがポグバだったとされている。引き続き攻撃的な姿勢を崩さないポグバの両脇にはスペースが生まれ、そのリカバーにラビオが奔走した結果、ポジショニングやスペースワークで明らかに穴となっていたラビオの不満と体力は限界に達してしまった。



ここからは私見

試合中の言い争いに過ぎないが、チーム内で方向性が定まっていなかった。デシャンは厳しく指針を示す必要があった。
別の言い方をするならば、デシャンを含むフランス人指導者はEDFにプレースタイルを与える方法を知らない。特に攻撃的なアニメーションを演出できないのは問題と考える。

世界的に、フランス式のトレーニングは賞賛されている。
しかし深刻な欠点があるのではないかとも思える。
ジダンやカントナ、ベンゼマを含むフランス人がメガクラックとして昇華する場所はマドリード、トリノ、マンチェスターなどです。フランス人たちははそこで勝つ方法、チームとしてプレーすること、エゴの管理を学ぶ。選手として成熟するためのフレームワークがフランスの指導者にはないためだ。

2018年、現在と同じ型、同じ手法で聖杯を納めたのは何故か?
そこには、「それなりに」確かな指針があり、選手たちはそれに従順だったから。
「それなりの」型すら守れない場合、どんなに優秀な選手を抱えていようとも、W杯よりレベルの高いコンペを戦い抜くことはできない。明らかな狙いを持ったスイスの勝利は妥当だった。




スレッド作成者: 2012年以降最低最悪の試合だった (P/27FEeC166)

このトピックへのコメント:
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(07/07 - 14:41) だが、ポグバは相変わらず才能が飛び抜けていた。早くマンUは出るべき
(07/05 - 17:54) 充実のシーズンを過ごして、さほど疲労感もなかったテオが呑気にバカンス満喫していて、左サイドが人材難に陥っていたのは皮肉な結末だったね。サイドバック童貞のラビオは、テオかフェルランがいたら良かったと感じているだろうな
(07/05 - 17:43) 守備意識が低いポグバをインサイド起用するのがそもそも間違い。そしてポグバとラビオを別のポジションで起用したデシャンが最大の過ち
(07/05 - 17:37) 言っても優勝した2018年のワールドカップだって際どい試合は多かったからね。同じフランス代表でも1998→2000の時ほど上積みはなかったし、タイトルに貪欲だった2018年とそうじゃなかった今大会みたいなことを考えても敗退は妥当だった気がする
(07/05 - 17:33) 左サイドバック2人の離脱でギリギリ噛み合っていた部分に綻びが生まれ、そこを埋めようとしてチグハグになり最終的に敗れてしまった感じかね。ただスイス戦に関しては綻びを突ける武器をスイスがしっかり持っていたことも大きかった
(07/05 - 17:03) ラビオも代理人がクレージー過ぎて、被害者としか思えない。ずっとMFでやっていて国際大会の山場で未経験のポジションをやらされたら疲れるに決まってる。エルナンデスもディニュもGL終わった段階で離脱決定だったみたいだし、スイスに勝っていたとしても、ラビオが引き続き使われていたんだろうな
(07/05 - 16:58) パヴァールの件は知らなかった。ポグバが問題児とは思わないが、意見の相違があった場合の妥協点を見出すのが下手だよね。フランス代表って。
(07/05 - 16:51) あとは、イタリアとかブラジルみたく、国のためにまとまれる国とそうでない国は分かれるよね。この差はサッカー以外の教育によるのだろうか?それとも、代表チームに対する興味や歴史の差なのだろうか
(07/05 - 16:48) まぁ後は選考時のバランスで、4番バッターを並べるばかりじゃなくて、働きバチのような性格の選手が一定割合必要なんだろう。
(07/05 - 16:45) 日本みたく金太郎あめのように似たような人間を大量生産するのもどうかと思うが、個性を伸ばすことに注力しすぎると、とんがった才能のある人間は育つのかもしれないが、別の問題が生じるのかな
(07/05 - 16:44) フランスのテニス選手も才能あるんだろうが、メンタル的にどこか欠落したやつが多い気がする。