■ 　イタリア1部ACミランが欧州クラブによる大争奪戦となりそうな日本代表MF鎌田大地（26＝Eフランクフルト）の強奪をもくろんでいる。

　ACミランはかねて鎌田をリストアップしたと報じられている中、同国メディア「Cult　of　Calcio」によると「ACミランはEフランクフルトのエース鎌田で攻撃力不足を解消したいと考えている。今シーズン限りで契約が切れるため、ロッソネロ（ACミラン）は、この機会に飛びつきたがっている」という。

　ただ、来夏に契約満了で移籍金なしのフリーになる鎌田には、イングランド・プレミアリーグのトットナムやエバートン、リーズ、スペイン1部セビリア、ビリャレアル、ドイツ1部ドルトムントも獲得への興味を示している。同メディアは「いくつかのクラブも（鎌田に）目を付けており、交渉をより複雑にしている」と指摘した。

　そこで「中盤を強化したいと考えているミランにとって鎌田は非常に魅力的であり、すでに（来年）1月の獲得を視野に入れて状況を注視している」と報道。来夏に契約満了でフリーになる前の来年1月に解禁となる冬の移籍市場で他クラブを出し抜き、日本人MFとの契約を勝ち取ることを検討しているわけだ。

　この場合、移籍金が発生することになるが、契約が残り6か月未満になると、金額も大幅値引きとなるのが通例。ミランとすれば、多少の出費は覚悟の上のようだ。

　すでに鎌田は「今シーズンはEフランクフルトに残ります」と残留を宣言。ただ元日本代表MF本田圭佑が所属した名門クラブからオファーが届けば、検討することは間違いないだけに、今後の動向が注目だ。