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[ 2022年12月21日 - 05:37 ]

【ポゼッションサッカーは本当に意味がなくなったのか?】

■ あれはシャビ、イニエスタらしか出来ぬ“神の領域”だった

あれは当時のバルサ&スペイン専用システム
今回のFIFAワールドカップ・カタール大会で盛んに言われてきたのが、ポゼッションサッカーの終焉だ。今大会も高いポゼッション率を誇ったスペイン代表はグループステージ最終節でポゼッション率17%だった日本代表に1-2で敗れ、ベスト16のモロッコ戦も77%のポゼッション率を記録しながら最後まで得点を奪えず、PK戦の末に敗れた。
もはや単なるポゼッション率に意味はなく、トレンドが変わってきているのは確かだろう。しかし、ポゼッションサッカーが使い物にならなくなったわけではない。

単純にバルセロナやスペイン代表が2000年代後半から2010年代前半にかけて見せたポゼッションサッカーは、全盛期のシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツらがいなければ完成しないものだったのだろう。バルサとスペインの成功から多くのチームがポゼッションにこだわるようになったが、当時のバルサ&スペインの再現は不可能であり、両チームのパスワークはパススピードもゲームビジョンも異常なレベルにあった。今でもあのクオリティを発揮できるならポゼッションベースのサッカーも通用するはずだが、あれは他のチームには真似できないものだ。

さらにバルサならリオネル・メッシ、スペインならダビド・ビジャといった決定力の高いFWがいたことも見逃せない。ボールを支配して相手を押し込み、チャンスを多く作ってメッシやビジャのような選手がゴールを決めてくれるなら、ポゼッションサッカーは今の時代でも有効なはずだ。しかし、それが出来るチームは現状皆無と言ってもいいだろう。

先日、ブスケッツがスペイン代表引退を表明した。やはりスペインはこれを機にスタイルを変えるしかないのだろう。現在のチームではペドリがイニエスタと比較されているが、中盤でゲームをコントロールしたシャビの後継者となる選手は見当たらない。EURO2008、2010FIFAワールドカップ・南アフリカ大会、EURO2012を制した栄光の過去を一旦忘れ、新しいスタイルを模索していくときだ。

ブスケッツの代表引退のニュースを受け、SNS上ではティキ・タカの終わりだとする意見が多く出ている。
「ティキ・タカは退屈だ。シャビ、イニエスタ、シャビ・アロンソ、ブスケッツがいたときは意味があったが、今の選手は同じ才能ではない。ほとんどの場合は意味のないポゼッションだ」
「シャビ、イニエスタ、ブスケッツのトリオがいかに多くのポゼッションでサッカーを支配したか。彼らはMFの可能性の頂点だったと思う」

「あれはシャビ、イニエスタ、ブスケッツがいたときに機能する。そうじゃなければ創造性のないポゼッションであり、退屈だ」

スペイン代表も以前はセスク・ファブレガスやダビド・シルバなど他にもティキ・タカのレベルを高められるテクニックの持ち主が揃っており、あれだけのテクニック集団は今のスペインにも作れない。
当時のバルセロナやスペイン代表のようなサッカーが見れなくなるのは寂しいが、究極のポゼッションサッカーを完成させられたのは当時の2チームだけなのだろう。あれを追い求めた各国はポゼッションの幻想から目覚め、新たなスタイルを追求するしかない。それはスペインも同じで、ブスケッツの代表引退はスペイン代表の1つの時代の終わりを意味するのだろう。



スレッド作成者: ザ・ワールド編集部 (VMnzGCfbO06 / gfkNEedxiy.)

このトピックへのコメント:
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(12/25 - 02:52) あれ以上の無双チームは多分出ないと思うね…
(12/22 - 15:51) バルサのサッカーって人を狂わせて廃人にする麻薬のような魅力だなと思う時がある。
(12/22 - 03:31) 結局メッシはスペイン代表を選択しなくて大正解だったな
(12/21 - 23:11) カウンターが戦法の一つ?それ当時からずっと言い続けたけど、お前否定してたよな?御高説結構だけど当時の間違いを認めとけよ
(12/21 - 23:09) 他人の事どうこういう前にてめーのアホな当時の見解を見せてやりたいよ
(12/21 - 23:08) まあ下で長々と言ってる奴はいっときグアルディオラはカウンターなんかしないとか否定してだけどな。バルサ時代にな。少しは何年その見解が変わるまでにかかったのやら
(12/21 - 22:58) ユーロ08もビジャが得点王を取ってるし、決勝戦ではトーレスがほぼ単独打開で得点を取って優勝したしで、結局いいストライカーがいるかどうかなんだよな。スペイン代表だけじゃなくドイツ代表もストライカーがしょぼくて微妙になり始めてる。
(12/21 - 22:19) 結論。どうなるか見てみよう
(12/21 - 22:18) ティキタカサッカーを最も具現化したペップ自身がティキタカを否定している。ティキタカのレベルが下がったのでなく、ティキタカの先の仕留めの部分が課題になってるんだろ。ペップは常にそこの精度を高めようと年々戦術をバージョンアップさせてきた。ルイスエンリケはバルサ時代は前線にMSNがいるのが大きかった
(12/21 - 22:10) チャビとイニエスタが代表で中心となりユーロ08を制覇した年齢をよく考えろよ。ペドリとガビがその年になるまでまだまだ時間がある。日本の高校生が冬の選手権ごときで負けてピーピー泣いてる頃、ペドリとガビはチャンピオンズリーグとワールドカップを既に経験してるんだぞ。悔しい想いを味わったステージ、次元が日本人の10代とはまるで違う
(12/21 - 22:06) モノなみたいなわけがない→モノなわけがない
(12/21 - 22:05) 目安としてポゼッション率はデータとして必ず出てきて今でも重要視されてる。軽視すべきモノなみたいなわけがない。技術が高い方が必然的にボールを持つ時間が長くなるのは当たり前。スペインサッカーにどうのこうのケチつける前に、スペインに7割もボール持たれる側のサッカーがそんなに正しいと思うか?そんなチームの行く末はたかが知れてる。パスを回しゲームをコントロールする力が必要ように決まってるだろ。それが出来ない力量不足側がボール持てるチームを上から目線でケチつけるのはちゃんちゃらおかしい
(12/21 - 21:58) まず、今時ポゼッションサッカーなんて誰も言ってない。今はポジショナルな。ポゼッションかカウンターか?でなく、ポジショナルかストーミング。カウンターは戦法の一部に過ぎず、あらゆるチームがそれをやる時はやる。ポジショナル、ストーミングというネーミングは何でもいいけど、いまだにポゼッションサッカーとか言ってるバカはその概念くらい理解しとけよ。マジで時代から五年以上遅れてるぞ
(12/21 - 18:19) クロース、クローゼがいたドイツも
(12/21 - 16:07) わかりづらいから全部ひらがなで書いてくれるか。ぽぜっしょんとかぽじしょなるとかてぃきたかとか
(12/21 - 14:41) スペイン(笑)
(12/21 - 14:27) ガビ・ペドリは打開力皆無だから延々と無意味なただのパス回しになっちゃうんだよな、前線も何故かアセンシヲやらフェランやら三浦カスレベルの役立たずを重宝してるからなぁ、、、そら弱いだろう・・・
(12/21 - 10:49) モロッコと日本に勝てなかったからな
(12/21 - 10:45) ポゼッション率を上げれば攻撃される機会は減るわけで、意味はないわけではなく、実際スペインは失点も少ない。スペインの場合は押し込んだ後にチャンスを作る際に、個ではがすか、ワンタッチを混ぜてスピードアップするか、とかアイデアが必要になるが、その辺りを形にする人材が不足している気はする。
(12/21 - 10:36) カシージャスだけじゃない、下に出てるビジャも。彼ら2人の存在がキーだった
(12/21 - 10:35) ティキ・タカにこだわっちゃうとゴールにアタックする選手が出てきづらい。10年前に結果が出たのもまだポジショナルの聡明期だったからで、フォーメーションや立ち位置の研究が進んだ現代だとそれをさらに上回っていく精度とアイデアが必要になる。あとサッカーとして夢はあるけど、基本消極的なサッカーだからね。優勝した2010年もベスト16以降は全部1-0勝ち。カシージャスの存在が大きかった
(12/21 - 08:57) ビジャの存在は大きかった。いなかったら途中1試合くらいはPKにもつれこんで負けてたよ。
(12/21 - 08:05) 無責任な外野としてはスペインはポゼッションをお家芸として続けなよと思う
(12/21 - 07:54) スペイン国民もいい加減辟易してるらしいな。いい加減スタイルも変わってくるとは思うがそのためのタレントがイマイチ
(12/21 - 05:38) 知るか