■ バジャドリ対セビージャで起きた前代未聞のシーン。

前半終了間際、コーナーキックからの流れでバジャドリのエスクデロが弾丸ミドルをネットに突き刺した。
しかし、ほぼ同時に主審が笛を鳴らしゴールは無効に。
中々見ないシーン。
あまり記憶がない。
たぶん初めてか。
コーナーキック蹴る前で終了の笛鳴らせるのはよくあるが、流れが切れてないのにいきなり笛鳴らすのは相当珍しい。
ロスタイムは4分。主審が鳴らしたのは丁度50分になった瞬間。その時、主審は時計を見ておらず、一分経ったのを確めて鳴らしたわけはない。プレーが続いてたのを見届けず、エスクデロのシュートモーションを全く見てなかった。
コーナーになった時点でロスタイム過ぎてたのだから、とっくに終わらせてもよかったわけだが、コーナーキック蹴らせたなら、プレーが切れるまでは続行させるのが普通だろう。セビージャがピンチを凌いでるならまだしも、バジャドリが敵陣で攻めを続けていただけに実に解せないシーンと言える。
当然バジャドリは猛抗議。監督がピッチ内まで入っての抗議はこれまた極めて珍しい。ゴールが決まったと思い一度は大歓声に包まれたスタジアムは一転して騒然とした雰囲気に。

気落ちしたのか後半のバジャドリはテンションが下がりセビージャにいいように攻められ完敗。
主審も心なしか元気がなかった。
「しまった。やべーやっちまった」という想いが強かったのだろう。ミスジャッジではないけど、まちがった判断を下したと誰よりも分かってたに違いない。

これでバジャドリが降格したら、このシーンが改めてクローズアップされてしまうだろうね。