■ 北中米カリブ海における、過去10年の勢力図について


CONCACAFゴールドカップ
過去5大会の成績(ベスト4以上)

アメリカ
優勝　3回
準優勝　1回
ベスト4　1回

メキシコ
優勝　2回
準優勝　1回
ベスト4　2回

ジャマイカ
準優勝　2回
ベスト4　1回

パナマ
準優勝　1回
ベスト4　1回

ホンジュラス
ベスト4　1回

コスタリカ
ベスト4　1回

ハイチ
ベスト4　1回

カナダ
ベスト4　1回

カタール(招待国)
ベスト4　1回


・ゴールドカップはアメリカ、メキシコが優勝を独占、第2勢力としてパナマ、ジャマイカが続くという構図。　

・第3勢力はカタールW杯にも出場したカナダ、中米の強豪コスタリカ、ホンジュラスといったところか。

・アメリカがメキシコをやや上回る様に見えるが、2015年大会はアメリカ／カナダ共同開催であり、他は全てアメリカ開催。
アメリカがほぼ全てホーム、メキシコが全てアウェイの状態でこの成績。
北中米カリブ海の盟主は、やはりメキシコか。

・ゴールドカップでは第2勢力としてパナマ、ジャマイカが挙げられるが、W杯の出場成績ではコスタリカやホンジュラスがパナマ、ジャマイカを上回っている。
W杯の出場はパナマ1回(2018)、ジャマイカ1回(1998)のみだが、コスタリカは6回(近年では2014〜2022まで3大会連続出場)、ホンジュラスは3回(近年では2010、2014大会に出場)。
メキシコ、アメリカ以外の第2勢力争いにも注目だね。



CONCACAFチャンピオンズリーグ
過去10大会の成績(準優勝以上)

メキシコ勢
優勝　9回
準優勝　6回

アメリカ勢
優勝　1回
準優勝　2回

カナダ勢
準優勝　2回


・クラブシーンでは、メキシコ勢が他を全く寄せ付けない。

・メキシコ勢の各クラブの優勝回数は、クラブ・アメリカ、モンテレイが2回ずつで、残り5クラブが1回ずつ。
つまりメキシコ勢はどのクラブが出場しても優勝できるということ。

・2022シーズンにアメリカのシアトル・サウンダーズが優勝するまでメキシコ勢が16連覇。
なお、2023シーズンの覇者もメキシコ勢(レオン)。
ちなみに、2016年まで、メキシコ勢はリベルタドーレスに招待出場していたが、グアダラハラ、クルス・アスール、ティグレスがそれぞれ1回ずつ準優勝しており、南米でもそれなりに通用することを示している。

・準優勝したカナダ勢は2クラブともMLS所属。
カナダ・プレミアリーグ勢も頑張れ。