■ FIFAランキングは日本がアジア最上位の17位で、イラクは63位。ここで勝てば、同ランキングで暫定ながらドイツを抜いて16位に浮上する見込み。18年8月の発表から新たな算出方法が使用されることになったが、森保一監督の就任初戦となった同年9月の国際親善試合コスタリカ戦（3−0）当時は55位。そこから世代交代を進めながら順位を上げ続けた。

　前回19年のアジア杯開幕時はアジア3番目の50位で、22年FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会直前には24位に浮上した。本大会の1次リーグ初戦でドイツ（当時11位）を破り、第3戦ではスペイン（当時7位）に逆転勝ちしてベスト16入り。W杯後最初の発表で20位となり、アジア最上位に立った。20位以内は12年7月以来だった。

　昨年9月の国際親善試合でドイツ、トルコを破り、10月の発表時は18位。11月には17位。森保監督就任後、日本は55位→17位に上昇したことになる。3大会ぶり5度目のアジア制覇へ。63位イラクに快勝して、ランキングの差に偽りがないことを示したい。